ラーメンは、千差万別なので、好みは色々とあると思います。
男は食事は同じものを頼む傾向があるそうです。
同じお店でも、毎回、オーダーを変えるのは女性特有で、男性は初めての店で、一度、食べておいしいと思ったら、次からは、前回と同じものを注文する傾向があるとか。
逆に言うと、一度、行って、合わないなと思うと、二度目がないそうです。
そのため、がっつり胃袋を掴むのが、大事。
さて、今回、お勧めするのは「小田原タンメン」です。
このお店、伊豆の熱海とか夏に旅行に行くと、帰りの渋滞で死にそうになり、つい、小田原で我慢できずに、西湘バイパス側に逃げた人とか、そもそも、そっちが帰り道の人であれば、看板を見たことあるかもしれません。
ちなみに西湘バイパスに逃げたところで、夏の渋滞はどうにもならないんですけどね。
私は、何で知ったのか、思い出せないのですが、「小田原タンメン」という看板になぜか記憶があります。
しかし、タンメンに魅力を感じません。
豚骨ラーメンとか、油ギトギトのラーメンが好きです。
その昔、環七にあった「土佐っ子」に出会って以来、「野方ホープ」とか、「弁慶」とか、「千駄ヶ谷ラーメン」、巣鴨の「千石ラーメン」とか、背油ギトギトが大好きです。今も好きです。
ちなみに、ギトギトという言葉は弁慶の常連さんが「もっとギトギトにして」というオーダーが発祥らしいです。
「なんでんかんでん」や「九州じゃんがらラーメン」、その後、中野の「青葉」、そして遅ればせながら「ラーメン二郎」に出会うという人生です。
さて、小田原タンメンに話を戻すと、タンメンには、全く興味はありません。
いや、そもそも、タンメンってイメージでいうと、塩ラーメンに野菜が乗ってるラーメンというイメージです。
惹かれません。
私が経験したラーメンの歴史を振り返れば、同じタイプの人であれば、理解してもらえると思います。
ただ、私にとって、ポイントは「ラーメン二郎」です。
「ニンニク、ヤサイマシマシ、アブラ、カラメ」
という呪文を言えるようになってくると、ラーメンに対する受け皿が一気に広がった気がします。
ラーメン二郎のインスパイア系の「バリ男」とか、「らーめん大」とか、「野郎ラーメン」とか、「豚山」とか食べるようになり、野菜もりもりで刻みニンニクをがっつりというラーメンも好きになり、タンメンに対しても、野菜もりもりという部分で、食べてみてもいいかなという気持ちになりました。
で、本題ですが、小田原タンメンに行ってきました。
なぜなら、「たっぷり野菜」「ガツンとニンニク」と謳っています。
そうです。
今なら、魅力を感じるわけです。
いや、もしかすると、小田原タンメン側も、こちらに寄せてきたのかもしれません。
昔から、このメニューがあったのかはわかりません。
しかし、野菜とニンニクという、すでにラーメン二郎によって中毒性が身についてしまった体では、この言葉に惹かれてしまうわけです。
場所はGoogleMapで探してください。
私が注文したのはこれです。

この写真からでは全く伝わりませんが、めっちゃ熱々です。
やけどに気を付けてください。
特にラーメン二郎で「スープがぬるいな。まぁ、二郎だから仕方ない。さっさと食べないと」という感覚に慣れていると、全力の出来立てが来るので、必ず、火傷します。
中央に乗っているのは刻みニンニクです。
「小田原ギンギンタンメン」
すみません。
おそらく「小田原タンメン」が正統派だと思います。
でも、世の中の流れに寄せていけるのが、老舗の強さだと思います。
ダメだったら店を閉めるのではなく、新しい味を追加する。
ラーメンはそうやって進化していくのだと思います。
美味しかったです。
しかも、中毒性があり、小田原の近くに住んでいないなら、気を付ける必要があります。
無性に食べたくなって、辛い思いをするかもしれません。

もし、機会があったら食べましょう。
麺は平打ち麺です。
ニラもパンチがあります。

ただ、ハマってしまうと辛いことになる可能性があります。
なぜなら、これは、ここでしか食べられないことに気が付くからです。
でも、食べてしまったら仕方がありません。
次の機会を淡々と狙うしかありません。
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