毎朝の過ごし方については、色々とあると思います。
我が家では、日課として計算問題をしています。
通っている塾から「日々の計算」という宿題がでるのですが、それをコピーして、私と競争しています。
これには、いくつもメリットがあると思います。
1つ目は、子供の成長を実感できることです。
小学校4年生までは、こちらが圧勝しますが、5年になると互角になり、6年になると負ける日が出てきます。
しかも、子供は勝ちたくて、急いで計算するのですが、早く終わっても、答えが合っていなければ意味がありません。
子供は徐々に暗算する部分と、式を書いて解く部分のバランスが出来てきます。
さらに、速度を上げるために、暗算部分が増え、その暗算によってミスも増えるのですが、それも徐々に減ってきます。
すると、6年生になる頃には、子供の方が速くて正確な答えを出すようになります。
これを、日々、実感できるので、子供の学力の状況を理解することができます。
毎朝の計算競争は、子供の成長と実力を感じることができる唯一の簡単な方法だと思います。
子供がゲームを攻略するように成長していく姿を見れるのは、今だけですので、ぜひ、やってみてください。
2つ目は、計算に自信を持つことによるメリットです。
速くて正確な答えを出す練習を、毎朝、やることで、計算に自信を持つようになります。
計算はある程度は、反射神経なところがあります。
最大公約数と最小公倍数とか、分数や少数など、徐々に面倒になってくる計算問題を、コツコツと正確に速く解く。
計算に自信が出てくると、解き方にじっくり考える時間を持つ余裕を作ることができるようになります。
さらに、理科においても、計算が必要な問題が得意分野になります。
なぜなら、理科の計算問題は計算自体は非常に簡単だからです。
その結果、理科の計算問題は、無条件で好きになります。
すると、理科も好きになります。
毎日、計算問題をするだけで、算数と理科が好きになるというのは、非常に大きなメリットです。
だから、今日は面倒だなと思わずに、大人の方から誘ってあげてください。
今日も勝負しようぜって。
3つ目はおまけですが、大人にとっても脳トレになります。
おそらく多くの大人が計算問題を解くなんて、日ごろ、やらなくなっていると思います。
脳科学の専門家による実験では、簡単な計算問題を短い時間で取り組むと、前頭前野を中心に脳全体が活性化するとのことです。
しばらくやってみてると実感すると思いますが、毎日、やりたくなります。
そのうち、お願いだから一緒にやろう、競争しようって子供にお願いするようになりますよ。
ぜひ、お試しあれ。
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