今年も、息子が通う学園祭、通称「興風祭」に行ってきました。毎年この時期が来ると、どんな新しい感動が待っているのだろうと、実はこっそり楽しみにしているんです。
初めて興風祭に足を運んだ時のことは、今でも鮮明に覚えています。メインステージで繰り広げられる様々なダンスや歌のパフォーマンスを見て、正直なところ「これは、もしかして成績と関係があるのかな?」「そうでなければ、こんなにも積極的に、堂々と舞台に立てるものだろうか?」と、ついつい勘ぐってしまったんです。
ですが、息子に尋ねてみると、ステージでのパフォーマンスは「任意参加」で、しかも希望者が多いため「抽選」があるとのこと。これには本当に驚きました。何の強制もないのに、あれほどの熱量と完成度で表現する学生たちの姿に、「凄い」とただただ感嘆するばかりでした。
私の学生時代を振り返ると、恥ずかしさや気後れが先に立ち、人前で何かを披露するなんて、とても考えられませんでした。だからこそ、ステージいっぱいに広がる歌声や、キレのあるダンスを堂々と披露する生徒たちの姿は、見るたびに胸を打ち、深く感動させられます。彼らの真っ直ぐな情熱は、会場全体の空気を一瞬で変えてしまうほどの力を持っているように感じます。

今回も、最終日の15時ごろからグランドに腰を下ろし、最後の瞬間まで、その熱い舞台を見届けました。グランドを埋め尽くす観客と、ステージ上の生徒たちが一体となって生み出す、まさに「圧倒的なパワーと興奮」。そして、その全てを包み込むような、底知れない熱気がそこにはありました。若いエネルギーがぶつかり合い、共鳴し合う空間は、本当に特別なものです。
親としては、息子にも一度くらい、あの輝くステージに立ってほしいという密かな願いがあります。しかし、私に似てしまうと、もしかしたら少し恥ずかしがり屋な面もあるのかもしれません。舞台に立つことへのハードルは、きっと彼にとっても高いことでしょう。
だからこそ、毎年願っているのは、彼の友達が「一緒にやろうよ!」と、半ば無理やりにでも誘い出してくれて、何かしらステージでパフォーマンスをしてくれることです。親としては、どんな形であれ、彼が全力で何かに打ち込み、その成果を皆の前で披露する姿を見られたら、これ以上の喜びはありません。来年こそは、そんな奇跡が起こらないかと、ひそかに期待し続けています。
興風祭で見た、学生たちのひたむきな努力と、それを応援する仲間たちの熱い眼差しは、きっと彼らの人生の素晴らしい糧になることでしょう。この感動を胸に、また来年の興風祭を楽しみに待ちたいと思います。


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